「質問を作ることの難しさ」について
ダウジングの精度を高める上で特に大事なのは、
『精度の高い回答が得られるような「質問」を作る力』
です。
どんなに良いペンデュラムを使っても、”質問の仕方が的外れ”であれば、”得られる答えも的外れなもの”になってしまいます。
(逆に、どんなに質問を工夫しても、ペンデュラムを振る際に歪んでしまうと、それはそれで”信頼できない答え”となってしまいますので、『質問力』と『良いペンデュラム』はどちらも”必須”です。)
ダウジングの初心者がやりがちな『定番の質問』の例として、以下のようなものがありますが・・・。
・「○○は良いですか?」
・「私は○○すべきですか?」
これらは、抽象度が高く、曖昧であるため、
『精度の高い回答が期待”できない”質問』
ということになります。
もし仮に、上記のような漠然とした質問を行った場合、
具体的なペンデュラムの反応は人によって異なりますが(=『その人の潜在意識がどのように判断するか』次第ですが)、
例えば、潜在意識が下記の(赤枠内の)ような判断をしたならば、
「”良い(YES)”という答えが返ってくる可能性がある」
のです。
・『潜在意識が、「99の害があっても、1のプラスがあるのであれば、”良い”に含まれる」と判断した場合』
・『潜在意識が、「実体は知らないけれど、印象は”良い”」と感じた場合』
・『潜在意識が、「品質はさておき、値段だけ見れば競合商品より割安なので、懐事情的には”良い”」と思った場合』
・『潜在意識が、「きっと痛い目に遭うけど、そこから学べることがあるので、”○○すべき”」と判断した場合』
・『潜在意識が、「”○○すべきか”という質問には、無条件でYESと回答すべき」と思っている場合』
ダウジングを学ぶ際には、『知識』や『スキル』の習得と併せて、
「様々な『質問』を通して、『自分の潜在意識の価値観』や『自分の潜在意識のクセ』を知ること」
というのも、
大事です。
『潜在意識』には、『個人の領域』と『他者と共有の領域』があり、
「『個人の潜在意識の価値観』や『個人の潜在意識のクセ』は、”人それぞれ”」
です。
そして、『ダウジングにおける質問への回答』や『ペンデュラムの振れ方』を担当するのは『個人の潜在意識』の部分なので、
「『曖昧な質問をした際のペンデュラムの振れ方』というのも、人によって大きく異なる」
ということになります。
・「YESかNOかのどちらかに無理矢理当てはめて、その方向へ大きく振れる」
・「YESだけれども極端に振れが小さくなる」
・「YESとNOを交互に繰り返す」
・「ランダムに振れる」
・「『回答不能』として設定した方向に振れる」
『個人の潜在意識の価値観』や『個人の潜在意識のクセ』は、
「『初期設定』や『練習』、あるいは『実生活』を通じて変えていくことができる」
ので、
「ダウジングの際に、潜在意識が『曖昧な質問』だと判断したら、無理にYESやNOに当てはめて回答するのではなく、『回答不能』として扱う」
というのをクセ付ける(=潜在意識に学習させる)ことをオススメします。
『精度の高い回答が期待できる質問』について
『精度の高い回答が期待できる質問』というのは、
総じて、
「『抽象度の低い質問』(=具体的な質問)」
だと言えます。
理想は、
「異なる文化で育った外国人に対しても確実に伝わるくらい、明確で、他に解釈の余地が無いこと」
ですね。
例えば、「私は○○を購入するべきか?」というテーマで質問を作るのであれば、事前に、以下のような角度から「自分の判断基準の掘り下げ」を行っておくことが望ましいと言えます。
・購入の目的は何か(今の自分にピッタリのものを探すのか、それとも、成長や変化の切っ掛けを求めるのか)
・求める品質はどれくらいか
・予算はどのくらいか
・コストパフォーマンスを重視するか、それとも、品質を重視するか
・1つで済ませたいのか、それとも、複数購入することも視野に入れているか
ペンデュラムを振る際に声を出して細かな条件を読み上げるかどうかは別として、
上記のような条件が自分の中で明確になっていれば、ダウジングの精度はそれなりに高いものが得られます。
(質問を声に出すと精度を上げやすいのは、「質問や判断基準が、より確実に、潜在意識に伝わるから」であり、基準が潜在意識レベルで明確になっているのであれば、わざわざ声に出さなくても大丈夫です。)
(潜在意識に基準を伝えるために、紙に条件を書き出して、「この紙に書かれた条件を念頭に置いた上で、私は○○を購入するべきか?」という質問をするという手もあります。)
また、「何かしらの原因や要素を特定したい」という場合、(例:「不調や不安の原因を特定したい」「自分の本心を知りたい」など)
「Aですか?」
「Bですか?」
「Cですか?」
・
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というのを一つひとつ総当たりで尋ねていくのは、
非効率的で多大な労力を要します。
こうしたケースでは、
「○○という分野ですか?」
「××という分野ですか?」
といった感じで、
「最初にざっくりと分野を絞り込んでから、細かな質問に移っていく」
というテクニックが有効です。
さらに言えば、
「単一原因で問題が起こっていることは稀」
「本心は1つとは”限らない”」
ので、
「Aの要因は何%ですか?」
「Bの要因は何%ですか?」
「Cの要因は何%ですか?」
といった形で、
『「複数の原因があることを前提とした質問」を組み立てる力』というのも必要になります。
『割合を求める質問』を行う場合、『数値チャート』を使うと楽ですが、
「10%以上ですか?」 → YES/NO
「20%以上ですか?」 → YES/NO
「30%以上ですか?」 → YES/NO
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といった質問を繰り返すことで、YES/NOだけで答えを絞り込むことも可能です。
『質問力』を高めていけば、こうした発想や工夫を自分で編み出すこともできるようになります。