ダウジングに限った話ではありませんが、『スピリチュアルワーク』や、『エネルギーワーク』、『潜在意識系のワーク』においては、不用意に取り組むと、”事故”が起きます。
そして、
「パワフルなワークであればあるほど、使い方を誤って”事故”を起こした場合の”被害”も甚大なもの」
となります。
ダウジングにおいて、特に、”事故”に繋がりやすいのは、以下のような場合です。
・「『攻めのダウジング』を行ったとき」
・「『ダウジングの結果”だけ”』を根拠に、判断・行動を行ったとき」
・「『自分”以外”の何か』を測定したとき」
・「ダウジングの結果をもとに、他人にアドバイスするようになったとき」
・「『トラウマ』に関する掘り下げを行ったとき」
・「(師匠から独立するなどして)提供者になったとき」
「『攻めのダウジング』を行ったとき」
『攻めのダウジング』は、『守りのダウジング』に比べて、圧倒的に”事故”に繋がる可能性が高いものです。
- 『利益を得るためのダウジング』
- 『行動の指針を作るためのダウジング』
- 『物のエネルギーを読み取るためのダウジング(=リーディング)』
- 『他者の情報を読み取るためのダウジング(=リーディング)』
- 『目に見えない存在からのアドバイスを受け取るためのダウジング(=チャネリング)』
ただし、勘違いして欲しくないのは、
「『攻めのダウジング』自体は、スキルとしてはとても便利で強力なもの」
であり、
「『攻めのダウジング』を活用することで、人生を、よりよく切り開いて行くこともできる」
「『攻めのダウジング』で、他者のサポートを行うこともできる」
「『攻めのダウジング』を行う際に役立つ、『事故に繋がるリスクを軽減する手法』もたくさんある」
ということです。
要は、
「『車の運転』をすると、『自動車事故を起こすリスク』があるが、運転する人の全員が事故を起こすわけではない」
みたいな感じですね。
『攻めのダウジング』であっても、細心の注意を払い、リスク管理を徹底して、教わったとおりのやり方に従う限り、そうそう事故には繋がりませんが・・・
講師としての経験上、
「『事故を起こしがちな人』というのは、すぐに慢心し、リスクを軽視し、自己流に走り、いくら丁寧に注意・指導しても、教わったことと違うことをやり始めるもの」
であり、
そして最初にも書いたとおり、
「パワフルなワークであればあるほど、使い方を誤って”事故”を起こした場合の”被害”も甚大になる」
ので、
万一事故を起こした際のリカバリーが、極めて難しいのです。
そんなわけで、当サイトの『自分を守るためのダウジング』においては、
「事故に繋がりやすい分野を丸ごと避けよう」
「リスクの高いスキルは(少なくとも最初のうちは)そもそも教えないようにしよう」
というスタンスにしています。
「『ダウジングの結果”だけ”』を根拠に、判断・行動を行ったとき」
人は、誰かに相談するとき、「どうしたいのかはすでに決まっていて、背中を押してもらいたいだけ」ということが多々あります。
こうした際には、ダウジングで「○○するべきか?」などと尋ねても、
「YESへの強烈なバイアスが掛かるもの」
であり、
その精度は”信頼に値しないもの”となります。
もちろん、
「『自分で自分の背中を押すためのツール』として『ダウジング』を用いること自体は、(『攻めのダウジング』に該当するものの、)決して、悪いことではない」
のですが。
とはいえ、「ダウジングでYESと出たから」というの”だけ”を根拠にするのは、
イコール、
「特に根拠は無いけれど、○○する」
というのと同じことです。
それでいて、「なんだか太鼓判を押してもらったかのような気分になりがち」なので、見積もりが甘くなったり、リスク管理が甘くなったりしがちです。
ダウジングの結果を「判断材料の一部」として扱うこと自体は問題ありませんが、それとは別に、きちんと、地に足の付いた『根拠』や『裏付け』を得るようにしましょう。
「『自分”以外”の何か』を測定したとき」
『エネルギーに敏感な人』というのは、
「ポジティブなエネルギーに敏感であると同時に、ネガティブなエネルギーにも敏感なもの」
です。
そして、『エネルギーに特に敏感な人』は、
「対象の人や物のエネルギーを測定しただけで、エネルギー的な影響を食らってしまうこともある」
のです。
何かしらの対象物を『測定』して、「ネガティブなエネルギーだと判別できた」ということは、
つまりは、
「測定対象の持つネガティブなエネルギー(の一部)を、自分の中に受け入れた」
ということなのです。
『「自分”以外”の何か」を測定する』というのは、『非物質的な知覚を磨くためのトレーニング』として極めて有効なのですが、相応の『リスク』もあるので、『攻めのダウジング』に分類しています。
『リーディング』(他者のエネルギーや情報を読み取る技術)を身に付けたいのであれば、
「確かな力量を持った指導者の監督の下でのみ行う(=付きっきりで直接指導してもらう)」
のが無難です。
「ダウジングの結果をもとに、他人にアドバイスするようになったとき」
ダウジングにある程度慣れてくると、
見えないエネルギーを感じ取れるようになったり、
運気の流れが分かるようになったり、
ある種の『(自分にとっての)正解』が分かるようになったりします。
ですが、「私のダウジング結果でこうだから、あなたは○○した方がいい!」などとやり出すと、ほぼ確実に、
『人間関係のトラブル』
に、発展します。
もちろん、
「そもそも、ダウジングで他者にアドバイスを行うためには、『他者の情報を読み取る』必要があるもの」
なので、
そういった意味でも、これは、
『攻めのダウジング』
にも該当します。
ダウジングにおいては、
「『他者のことに対する問い』は、『自分のことに対する問い』に比べ、精度を高めるのが段違いに難しい」
「『自分”以外”の何か』を測定するだけで、自分がダメージを受けることもある」
「『自分にとっての正解』が、『他の人には当てはまらない』ということは、普通にある」
ので、
そうした点も忘れないようにする必要があります。
「『トラウマ』に関する掘り下げを行ったとき」
『自分自身の情報』に絞って読み取っていく限り(=『守りのダウジング』を行う限り)、「事故に繋がる可能性は極めて低い」のですが、1つだけ、”例外”が、あります。
それは、
『トラウマ(心的外傷)』
について、
掘り下げを行うこと。
・・・もっとも、これに関しては、
「トラウマの掘り下げを行うこと自体にリスクがある」
という感じなので、
手法がダウジングかどうかはあまり関係無いのですが。
『守りのダウジング』であっても、内省や、不安の正体を突き止めようとした際に、『トラウマ』にぶつかることはあり得るので、この点については少し補足しておきたいと思います。
基本的には、
「『潜在意識』は、トラウマに関して、あの手この手で『防衛策』を張り巡らせているもの」
なので、
普通に内観をする程度で事故に繋がることは、まず、無いと言えるのですが・・・
しかし、
カウンセリングやセラピーを受けている真っ最中だったり、
自己流のトラウマ解消ワークに取り組んでいたりすると、
「潜在意識の防衛機構が外されていることがある」
ので、
そうした状況下でトラウマの掘り下げを行うと、”事故”に繋がる可能性があります。
(というか、この、「潜在意識の防衛機構が外れっぱなしになっている」という状況自体、”事故に遭った結果”とも言えますが。)
世の中には、
「セッションやカウンセリングを受けた後、ちょっとしたことですぐにトラウマが噴き出すようになって、生きるのが大変になってしまった」
という人がいますが、
そうした状態を何とかしようとして、問題解決のために自力で色々やろうとすると、ますます泥沼にはまっていくことになります。
こうしたケースにおいては、心理的な安全を取り戻すためには、『十分な力量を持ったセラピスト』のサポートを受けながら、トラウマの原因にきっちり片を付けるか、あるいは、トラウマを再封印する必要があります。
「(師匠から独立するなどして)提供者になったとき」
『スピリチュアルワーク』や『エネルギーワーク』においては特に顕著なのですが、
『教わる側』でいるうちは、
「『流派の集合意識』を始めとして、様々な非物質存在からの『守護』や『加護』が得られているもの」
です。
しかし、『提供側』になると、そうした『加護』は”剥がれてしまう”ため、
「自分の身は自分で守る、という必要性に迫られる」
のです。
『集合意識による守護』の仕組みを知らず、安易に提供側に回ると、格段に”事故”に遭いやすくなります。
実際、スピリチュアル業界においては、
「(自分自身の勝手な判断で)他者に提供を始めたことを切っ掛けに、おかしな方向へ行ってしまう」
という人が、後を絶ちません。
安全に提供側に回るためには、
「『流派の集合意識』に属したままで(=正規のライセンスを取得するなどして)、許可されている範囲内でのみ、コンテンツを提供する」
「『霊的なリスクから自分を守るためのスキル』を十分に身に付け、師匠から免許皆伝のお墨付きをもらった上で、独立する」
などが望ましいと言えます。
(番外編)「ダウジングを悪用する人に遭遇したとき」
遺憾ながら、世の中には、
『ダウジングのスキルを悪用する人』
も、
いるものです。
もし、「ダウジングの結果、あなたは○○という商品を買うべきだと出ました!」などといって商品を売りつけようとする人に遭遇したら、即座に逃げ出しましょう。
加えて言えば、
「潜在意識について精通している人であれば、『他者のダウジングの結果を操作する』ということもできてしまう」
ので、
「自分の測定結果だからといって過信しないことが大事」
です。
例えば、ダウジングの無料セミナーに参加した際などに、「自分でペンデュラムを振った結果だから」などと思って、変な商品を買わされたりしないように、十分気を付けてくださいね。